Breath In The Moment回想②-日本の文化-

コラムをご覧の皆さまお久しぶりです。Breath In The Momentの発起人の和光大です。
いよいよプレミアム上映会が1ヶ月後に迫ってきました。開催場所の選択、招待状やポスターの手配、イベント開催は初めての経験であたふたしてますが、周囲の方々の助けを借りながら順調に準備は進んでいます。
このイベントは支援してくださった方々をお招きし、上映後皆さまと意見交換が出来るような交流会も僕の中でメインのコンセプトとなっています。そのため長居しても退屈しないような内容を考えていますので皆さま、お楽しみにお待ちくださいませ。

さてお話をこのコラムに戻しますが、今回は日本の文化について僕が思うことを皆さまと共有できたら、と思います。
2018年の世界一周から帰国後、僕は日本のいろいろなところも目にしたく、1ヶ月キャンピングカーを借りて西日本の旅を決行しました。
世界一周でも感じた通り日本にもまだまだ見た事のない世界が広がっていて、素晴らしい出会いの連続でした。自国なので目的地に着かない、文字が読めない、などの不安は一切なくスリリングさでは世界一周の時とは別物でしたが...(笑)

西日本の旅も終わりに差し掛かった最後の週で訪れた徳島での事です。この時の経験を元に僕の中で新しい仮説が出来ました。
徳島に立ち寄ったのは昔からの友人であるサーファーの方が営まれている藍染スタジオを訪れるためです。数年ぶりに再会した友人とのお話はお互いに近況報告会がメイン。その中で僕がこのBreathプロジェクトを話すとそこから環境問題のテーマに話が変わっていったのです。
話しをしていくとなんと、この藍染スタジオを始めた理由も元々は環境問題への取り組みがあったのも一つの要因だったそうなのです。
なぜこの藍染に行き着いたのかを聞いた時僕は感銘を受けました。

藍は徳島の特産物でもあります。
そして藍を作る農家の方々もたくさんいらっしゃいます。どの農作物もそうですが、いくら生産者の技術が優れていても品質が高い農作物を作れるわけではないと言います。品質の良いものを作るには、土壌の管理をしなくてなりません。そして水。これら全てを完璧なものにするには環境を改善するしかないのです。ゴミなんてもってのほかだと思います。
徳島の伝統文化でもある阿波藍を守ることが必然的に森林や河川、そして海全てを保護するということになるということなのです。
もちろん100%そうだとは言えないかも知れませんがスッと納得しました。

日本人は四季を大事にしていると言われます。
僕もそうですが桜を見て春を感じるように自然の変わりゆく姿を見て気候の変化を感じます。食文化もそうです。そうやって日本人は昔から自然に寄り添って共存していたのでは、と思うんです。

飛躍してしまうかも知れませんが、日本の伝統工芸や伝統文化をもっと知ればそれは自ずと環境保護に繋がるのではないのか?というのが僕の考えです。
近い将来この仮説を見に日本中を旅したいと思っています!

Dai Wako

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