習慣づけることで顔、体のニキビを防ぐ方法

毎日の洗顔、バスタイムに
「地球の裏側の奇跡」と称される
ティーツリーを!

しっかり洗顔・入浴をしているし、できる範囲で摂生しながら過ごしているはずなのに、顔や背中に不意に現れては悩みの種となるニキビ。そんな大人でも悩まされるニキビの防ぎ方についてフォーカス。商品開発調査をしながらハーブについて研究を重ねる荒木真人さんに、気をつけるべきポイントと日々のケア方法、ニキビに効果的とされるティーツリーについてお話を聞きました。

大人でも悩む、ニキビの大敵は乾燥と刺激だった!

1.日常的にニキビが悪化してしまう、やりがちな習慣とは?

ニキビというと、主に思春期や青年期に挙げられる肌トラブルだと思っている人も多いはず。その一方で、大人になってから顔や体、部分的なニキビに悩んでいる人も少なくないかと思います。そもそもニキビとは、過剰に分泌された皮脂や剥がれ落ちなかった角質が毛穴につまり、そこに本来は常在菌として存在しているアクネ菌が繁殖し、炎症を起こしてしまう状態を言います。
では毛穴が詰まらないよう皮脂も角質もアクネ菌までも、とにかく洗い流せばいいのか。一概にそうとは言えません。大人になってからのニキビには、洗い流すことの他にも注目すべき要因がありました。荒木さんはその間接的な要因について次のように語っています。

「大人のニキビを防ぐにあたり、注目すべきは乾燥と刺激です。まず肌が乾燥することで肌本来の新陳代謝が乱れてしまいます。すると自然に剥がれ落ちるはずの角質がうまく剥がれ落ちず、残った角質が毛穴に詰まってしまう。また環境や体調など、さまざまな理由で過剰に分泌した皮脂がそこにさらに詰まり、ニキビができてしまうのです。そこでアクネ菌が炎症を起こして、ニキビが表面化してきてから皮脂や角質、アクネ菌を悪者扱いしてゴシゴシと強く洗ってしまうと、ただでさえ敏感になっている肌をより刺激してしまい、ニキビの炎症に拍車をかけてしまう。そうなる前に、剥がれ落ちるべき角質や過剰な皮脂、そのほか肌に刺激になる物質をきれいに洗い落とすことが必須となります」。

ニキビの直接的な原因は“毛穴の詰まり”ですが、それ以上に注目して気を付けるべきなのが「肌の保湿」と「刺激を止める」こと。それをクリアした上で、肌にとって余分な角質や皮脂、洗浄成分のほか過剰に増えてしまったアクネ菌などの原因物質をやさしく、キレイさっぱり洗い流すことが重要になってきます。では実際に、「いつもの生活」の中で何が私たちの肌に刺激をもたらしてしまっているのでしょうか。

①少ない泡でゴシゴシ洗っている

「洗顔や体を洗っているときにまず気をつけるべきは泡立ちです。朝の忙しい時間に急いでいたり、きちんとキメ細かく泡立てずに洗顔をすることで、手のひらの皮膚が直接、肌に触れることが刺激になってしまいます。刺激してしまうことで炎症が大きくなり、ニキビが悪化してしまうのです」。

②シャワーから出るお湯で直接、顔を洗い流している

「夜、お風呂で顔を洗うとき、体を洗った流れでそのままシャワーヘッドから出るお湯で顔を洗っている人もいるかと思いますが、それも肌にとっては結構な刺激になります。体に当てる温度としてちょうど良くても、そのまま顔の皮膚に当てるにはお湯の温度が熱すぎる場合があります。洗顔する際の理想的な温度は36〜37度くらいなので、温度を調整して顔を洗うようにしましょう。また温度の他にも、シャワーヘッドからの水圧をそのまま顔に当てること自体が刺激になるので極力避けてください」。

③紫外線や排気ガス、PM2.5なども外的刺激に

「自分で防ぐには限界がありますが、外に出た際に気をつけるべきは排気ガス、PM2.5など、大気中に漂う汚れや埃など。これも刺激になります。これらはしっかりと洗い流すことが大切になってきます。また紫外線も刺激になるので、きちんと日焼け止めなどを塗ってブロックしつつ、日焼け止め自体もやさしく、しかししっかりと洗い流すことで毎日肌をリセットしましょう」。

④普段目につきにくい背中ニキビも要注意

「背中には皮脂を分泌する皮脂腺がたくさんあるうえ、普段衣服で覆われているので肌の状態を観察しにくい部位になります。目に入らない分、洗うときもボディタオルなどでゴシゴシやってしまいがちなので意識してやさしく洗うようにしましょう。また髪の毛を洗う際のシャンプーやリンスの洗浄成分や保湿成分もしっかりと洗い流すことを忘れずに。肌に残った洗浄成分などはアクネ菌の餌になると思ってしっかりと洗い流してください。場合によっては先に髪を洗って、リンスも終えてから体を洗うことをおすすめします」。

確かに、荒木さんの指摘は、日常的にやってしまいがちな悪癖の数々です。時間に追われて泡立ちが甘いまま洗顔をしてしまったり、ゴシゴシと強く擦る割に泡が見えなくなれば、洗浄成分は全て洗い落とした気になり切り上げてしまうことも。そんなふとした日常のワンシーンから見直していきましょう。

2.顔も体もしっかりと泡立てて、すっきり洗い落とす!

「乾燥をケアするなら、洗浄成分が穏やかで保湿力のある洗顔料を選ぶといいですね。加えて泡切れがよく、お湯で流すことで、汚れだけでなく洗浄成分まできちんと洗い流せるものであること。泡は、少なくとも片手のひらに卵ひとつ分以上の量になるよう、しっかりと泡立てましょう。そして顔を洗う場合は手のひらと肌が直接触れないよう、数ミリの隙間を作って洗うこと。ボディタオルなどを使って体を洗う場合でも、肌表面に力強く押し当ててゴシゴシ擦るのではなく、泡で肌表面にやさしく触れることを心がけましょう。その上で洗浄成分はしっかりとすすぎ、洗い落とすことを忘れずに」。

お肌の乾燥と刺激はできるだけ避けつつ、しっかりと保湿すること。また洗い方についても、かなり具体的なコツが挙げられているのでそれらを実践することで、ニキビを軽減していきましょう。

3.殺菌効果で知られるティーツリーが再注目されている理由

さらにハーブ栽培のプロである荒木さんに、殺菌効果のあるハーブとして知られるティーツリーについてお話を伺いました。そもそもティーツリーとは、何なのか。その歴史と合わせて紐解いてきましょう。

「ティーツリーとは、高さにして5〜6mほどの植物です。葉はローズマリーのように細く、シャープな形状をしており、オーストラリアの先住民であるアボリジニの人々が古くからその葉っぱを煎じて飲んでいたことで知られています。諸説ありますが、1770年にイギリスの冒険家であるジェームス・クック船長がオーストラリアに到達した際、人々がお茶に似た温かい飲み物を飲んでいる光景を見てティー(お茶)ツリー(木)と呼んで以来、“ティーツリー”と言われているそうです(※1)。
その後、殺菌作用の高いハーブとして広く知れ渡り、第一次世界大戦でも最前線で殺菌薬として使われていました。1920年代には、お医者さんが外科手術の際の消毒として使用されていただけでなく、家庭でも切り傷や火傷用の常備薬として広く認知されていました」。

現代人である私たちは、今更ティーツリーの効果に注目していますが、一昔前には殺菌薬として当たり前に使われていたようです。荒木さん曰く「1950年代以降、抗生物質が普及し、ティーツリーに変わる薬品として取って代わった」とのこと。しかし、抗生物質に対してもやがてそれに対抗する菌が出てきた今、改めて植物由来で殺菌効果の高いティーツリーに注目が集まっているのです。

「地球の裏側の奇跡」と呼ばれるティーツリーを

4.日々のケアに取り入れてニキビを防ぐ!

現在では、ティーツリーに関する研究がさらに進み、人体に感染する細菌や真菌の増殖を阻害する働きがあること(※1)もわかっています。ニキビにティーツリーのオイルを使用した研究でも、ニキビの総数が減少したデータがあり(※2)、その効果はもはや折り紙付きです。ではこれだけ有効なティーツリーを私たちの生活にどう取り入れるのが効果的なのでしょうか。

「高い殺菌作用により“地球の裏側の奇跡”と呼ばれるティーツリーオイル(※1)は、ニキビには精油を適正の濃度にして綿棒などで直接、患部に塗布するやり方があるそうです。しかしそもそも精油を扱う、それも他の植物油などと混ぜ合わせて濃度を調整するなんてかなり上級者かと思います。それよりも最近はティーツリーオイルが入った洗顔料やボディーソープ、ケア用品が多数作られているので、それを日常のお手入れにプラスすることをおすすめします。そのときには泡立ちがよく、すっきりとした泡切れのソープを使えば、効率的かつ効果的にニキビを防げると思います。

またティーツリーは、その香りにもおすすめしたい理由があります。フレッシュで清潔感があり、やや鋭い香りなのですが、これらは心にも作用します。例えばストレスや不安によって気持ちが沈んだときにリフレッシュしたり、頭をスッキリさせてくれる効果もあり、集中力や記憶力を高めたいときにも役立つと言われています(※3)。そういった事も踏まえてぜひ、植物の力を感じて欲しいと思います」。

確かにティーツリーの効果が再注目されている今なら、ティーツリーオイルやその成分が配合された製品が多数展開されています。洗顔やボディソープ、ローションやクリーム、美容液からフェイスマスクまで。それぞれの取り入れ方や使用感には好みがあると思うので、まずは手軽に取り入れられる洗顔&ボディソープなどから導入してみてはいかがでしょうか? 特別な知識がなくても泡立てとやさしい洗い方を意識することですぐに実践、効果が期待できるのでおすすめです!

※1:出典
書籍:メディカルハーブ辞典
出版社:NATIONAL  GEOGRAPHIC
著者:ティエラオナ・ロウ・ドッグ (著), スティーブン・フォスター (著), レベッカ・ジョンソン (著), デビッド・キーファー (著), アンドルー・ワイル(序文) (著),
日本語版監修: 日本メディカルハーブ協会
※2:出典
日本アロマ環境協会 ティートリー精油の抗ニキビ作用
https://www.aromakankyo.or.jp/basics/literature/new/vol14.php
※3:出典
書籍:新版 これ1冊できちんとわかるアロマテラピー(出版社:マイナビ出版、著者:梅原 亜也子)


監修者 ………………………………

ネイチャーズウェイ
研究開発本部 機能開発チーム

あらき
 
農業関係の仕事を経て、ハーブ栽培担当のスタッフとしてネイチャーズウェイに入社。現在は法律に基づいた広告の運用や、商品の効能効果を調査する業務に従事する。

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