肌が喜ぶボディソープは、
弱酸性?アルカリ性?

肌は弱酸性なのに、アルカリ性のボディソープで洗っても大丈夫?赤ちゃんや子どもには弱酸性のボディソープが安心?と気になる方もいるのではないでしょうか?
そんな疑問にお答えしていきます。

1.健康的な肌は弱酸性―肌の基礎情報―

一般的に健康な肌は、pH4.5~6.0の弱酸性、生まれたての赤ちゃんの肌は中性ですが、生後5~6週間で弱酸性になると言われています。
健康な肌は「自らの肌を弱酸性に保つ」ように作用するのは、肌が弱酸性であることで細菌の繁殖を防ぐことができ、肌トラブルを避けることができるようにする、という恒常性があるからです。

健康な肌が「自らの肌を弱酸性に保つ」ポイントは2つ、「皮脂膜」と「皮膚常在菌」です。
肌を覆う「皮脂膜」は弱酸性。この皮脂膜を作るサポートをするのが「皮膚常在菌」です。皮脂膜は皮膚常在菌がつくる分泌物からできた脂肪酸、汗などに含まれる乳酸やアミノ酸が混ざり合うことで作られています。
つまり、「人本来の自らの肌を弱酸性に保つ力」は継続的に弱酸性の「皮脂膜」を生成することができる「皮膚常在菌」がいるから。健康なお肌を保てるのは皮膚常在菌のおかげなのです。

2.弱酸性のボディソープと弱アルカリ性のボディソープ(石けん)の違い

弱酸性である肌にとって、ボディソープは弱酸性の方がいいの?という疑問も出てきますが、まずはボディソープのpH値によって生じる違いをご説明します。
 
ボディソープのpH値によって生じる大きな違いは、汚れの落ちやすさです。
弱アルカリ性のボディソープ(石けん)は、弱酸性のボディソープよりも油によく馴染み、油汚れを落としやすい性質を持っています。その理由は、弱アルカリの石けんを使うと、汚れ自体がマイナスの電荷を帯びやすくなり、マイナス同士で反発するため、汚れが浮きやすくなるから。弱酸性のボディソープではこの作用が弱いので、一般的に弱アルカリ性であるボディソープ(石けん)の方が汚れを落としやすいのです。
 
皮脂汚れやクレンジングで落としきれなかったメイク汚れをしっかり洗浄し、肌をまっさらな状態をするには、弱アルカリ性の洗顔料やボディソープがおすすめです。また、石けんなら汚れを落としやすいため、ゴシゴシこすって洗う必要がありません。特に皮脂が多くなる部分は酸性が強まるため、石けんでやさしく洗い上げると肌を弱酸性に保つことができ、肌荒れの予防にもなります。
 
弱酸性の洗浄剤は肌と同じpH値ではありますが、一般的に汚れ落ちもその分マイルドです。
また、弱酸性の洗浄剤には合成界面活性剤が含まれていることが多いです。
洗浄剤は肌に残ると肌荒れを起こす可能性があるため、しっかり洗い流す必要があります。

3. 弱アルカリ性の石けんは肌への刺激にならないの?

人は自らの肌を弱酸性に保つ力を持っています。そのため、「弱アルカリ性の石けんで洗う」こと自体は肌刺激にはなりません。それは、赤ちゃんの肌でも同じことです。大切なのは、「適切な使用量をしっかり泡立てること」「きちんと汚れを落とすここと」、「丁寧に洗い流しきること」です。汚れと石けん成分(アルカリ)が残ってしてしまうと肌トラブルの原因になってしまうことも。石けんで洗った後は、しっかり流して健やかな肌を保ちましょう。
 
【注意】
肌が炎症を起こしていて、洗浄中にピリピリというような刺激を感じる場合は、石けんの使用を控えてください。

4.弱酸性のボディソープでもアルカリ性のボディーソープでも、大切なのはアフターケア

ボディソープで汚れや皮脂を落とした後、そのままにしておくと肌は乾燥しやすくなります。顔は化粧水や乳液、体はボディクリームなどできちんと保湿することが大切です。特に肌のバリア機能が未発達な赤ちゃんや子どもの肌の保湿は丁寧にすることがおすすめです。

5. 季節によって変わる肌状態に合わせたボディソープの使い方ポイント

■ 乾燥が気になる冬の肌のお手入れ

 冬は空気が乾燥し、肌の水分も蒸発しやすいため、皮脂膜のバランスが乱れがち。
また、角質層がめくれあがっているほど肌の乾燥が進んでいる場合があるので、ボディの洗浄の際はしっかりボディソープを泡立てて、「必要以上にこすらず、泡で肌を包むようにして洗う」ように気を付けましょう。しっかり泡を洗い流し、洗浄成分が肌に残らないようにするのもポイントです。

■ ニキビが気になる季節!梅雨から夏の時期の肌のお手入れ

梅雨や夏の時期は、皮膚常在菌のバランスが崩れ、肌トラブルを起こしやすくなります。梅雨から夏の時期は湿度が高く、気温も上昇するため、人の新陳代謝が活発になります。そのため、1年で最も皮脂分泌が増えると言われており、肌トラブルの原因になりがちです。
 
皆さんもこの時期は、お肌のベタつきを感じやすくなるのではないでしょうか?これは、汗と皮脂がからみあっている状態です。この状態を放置しておくと、皮脂が酸化してニオイの原因となるだけではなく、皮脂は菌にとって大好物のエサになるため、お肌を刺激する菌がたくさん繁殖してしまいます。それにより、肌トラブルを引き起こしてしまうのです。特に梅雨や夏の時期の洗顔、ボディウォッシュは丁寧に行い、余分な皮脂をきれいに落としましょう。

6.マジックソープの特徴

① 合成界面活性剤、合成の添加物は一切不使用、だから泡切れが良い

マジックソープは合成界面活性剤や化学添加物等は一切不使用の天然由来成分100%のアルカリ石けんです。皮脂汚れなどをしっかり洗うことができ、また、余計なべたつきがなくすっきりと洗い流すことができます。

② オーガニック植物オイル高配合のしっとりした洗いあがり

マジックソープはオーガニックのオリーブ油*1、ココナッツオイル*1をベースにヘンプオイル*2とホホバオイル*1を配合。適量で洗うことで、しっとりした洗いあがりが実現します。
*1保湿成分 *2アサ種子油(整肌成分)

③ 濃厚な洗浄成分、少量でもしっかり泡立つので家族でもたっぷり使える

「過去にマジックソープで顔や体を洗って、肌がつっぱったことがある」というご意見をいただくことがありますが、もしかするとマジックソープの量が多かったのかもしれません。
顔なら2~3滴、体なら小さじ1~2杯程度で十分です。マジックソープは少量でもしっかり泡立つので、水を加えてもこもこ泡立てて洗ってください。マジックソープ1:水5がおすすめの黄金比です。

④ マジックソープは選べる3サイズ、11フレグランス!

マジックソープはSサイズ(237mL)、Mサイズ(473mL)、Lサイズ(946mL)があります。
ボディの洗浄には少したっぷり目の小さじ1~2杯程度をおすすめしているので、Sサイズでは3週間~約1か月、Mサイズでは1か月半~2か月、Lサイズでは3か月半~4か月お使いいただくことができます。
また、フレグランスは11種類。天然のエッセンシャルオイルで香りづけされています。
天然のエッセンシャルオイルも含まない無香料タイプのベビーマイルドは乳幼児からお使いいただけます。
季節や気分に合わせてフレグランスを選ぶことで、バスタイムを楽しむことができます。

※幼児使用試験済み(生後1ヶ月の赤ちゃんからご使用いただけます。すべての方に皮膚刺激が起こらないというわけではありません。)

⑤ 濃厚な洗浄成分なので使い方いろいろ!

マジックソープは、天然由来の洗浄成分が濃厚なので、合わせる水の量によって、多用途に使えます。ボディケアだけでなく、掃除・洗濯・犬用シャンプーなど、くらしの様々なシーンで洗剤の代わりとして活躍します。そのため旅行やキャンプでも1本あると便利に使えます。


監修者 ………………………………

ネイチャーズウェイ
研究開発本部 機能開発チーム

あらき
 
農業関係の仕事を経て、ハーブ栽培担当のスタッフとしてネイチャーズウェイに入社。現在は法律に基づいた広告の運用や、商品の効能効果を調査する業務に従事する。

関連製品

RECOMMENDおすすめ記事

  • マジックソープはどうやって出来ている? “こだわり”の素材と製法について

  • マジックソープの液体と固形は何が違うの?

TOPへ戻る TOPへ戻る