HEMP SEED OIL

ヘンプシードオイルの美容効果にフォーカス!
日常にヘンプシードオイルを取り入れるべき理由

健康や美容にアンテナを張っている人の中ではすでに知られていながら、そうでなくてもその名前を見る機会が増えてきた “ヘンプシードオイル”。

「ヘンプは麻。シードは種(小果実を含む)だからヘンプの実から取れる油かな」。そんな認識はありつつも、成分や得られる恩恵についてはまだ未知数な部分があるのではないでしょうか。そこで改めて、ヘンプシードオイルの基本のきからおさらい。さまざまな成分や日常に取り入れたくなる特性をお届けします。

1.今、話題になっている「ヘンプシードオイル」とは?

まずヘンプシードオイルとは、その名の通り、ヘンプの実から抽出されるオイルを指します。メディアなどで「ヘンプオイル」、「ヘンプエキス」と表記されることもありますが、どれもヘンプの実から抽出されたオイルであることに変わりはありません。ヘンプのオイルとして、取り扱われているものはすべてヘンプシードオイルであり、殻を取り除いたヘンプシードから絞り出されているのです。

「“ヘンプのオイル”と聞くと、大麻を連想したり、安全性に不安を覚える人もいるかと思いますが、ヘンプシードオイルには、心酔作用のあるTHCやマリファナの精神活性成分であるテトラヒドロカンナビジオールは含まれていません。ヘンプシードオイルを作る過程で、種子の中に花や葉の搾りかすが混入する可能性はありますが、製品化されるまでに含まれる量はごくわずかなものです」。
(ブログ[Going Green with Lisa Bronner]より)

ヘンプシードオイルと同じく、よく聞くCBDオイル(またはカンナビジオール)はカンナビスサティバというヘンプから抽出され、精神活性化合物ではないところはヘンプシードオイルと共通しています。一方でCBDオイルは、医療などで用いられる産業用大麻の種子や茎から抽出された成分であり、ヘンプシードオイルとは抽出する部位が異なります。

2.ヘンプシードオイルの成分がすごい!

ヘンプシードオイルに含まれている成分は以下の通り。

「ヘンプシードオイルには、複数の不飽和脂肪酸や必須脂肪酸(EFA)が豊富に含まれています。中でもオメガ3とオメガ6が1:3の完全な比率で存在しており、フィッシュオイルや亜麻仁油よりも多くのガンマリノレン酸(GLA)とオメガ9が含まれています。
そのほかにもカルシウム、カリウム、マグネシウム、銅などのミネラル群。ビタミンA、ビタミンB1(チアミン)などの必須ビタミンに加え、ビタミンB9(葉酸)、植物オイルの中で唯一とされるビタミンDも有しています。さらにビタミンE(トコフェロール)、およびタンパク質構築のために欠かせない10種の必須アミノ酸も含有。クロロフィル、フィトステロール、リン脂質、硫黄、リン、および少量の鉄と亜鉛も含まれています」。
(ブログ[Going Green with Lisa Bronner]より)

3.肌、髪、爪にいい事づくし。ヘンプシードオイルの優れた効果に注目!

ざっと名前を挙げただけでもわかる通り、身体に必須、またはあると嬉しいさまざまな成分を多く含んでいるヘンプシードオイル。それらが私たちにもたらしてくれる恩恵もさまざまです。

必須脂肪酸のひとつであるリノール酸(オメガ6系脂肪酸)は、角質層内の細胞間脂質の約50%を占めるセラミドの構成成分です。高い保湿力によりバリア機能をサポートしつつ、肌なじみの良さからそのほかの美容成分を角質層の隅々まで行き渡らせてくれます。

例えばバームなどの保湿アイテムを取り入れることで、乾燥でくすみが気になる肌に潤いを与え、明るい印象へと導きます。また髪の根本にまで美容成分を届けてくれるので、頭皮環境を健やかに保ち、乾燥によるフケなどのトラブルも軽減。薄い爪や髪のキューティクルをケアしてくれるという嬉しい働きも期待できます。またヘンプシードオイルを使ったソープ類は、リノレン酸によりクリーミーで心地よく泡立つので、メイク落としとしても優れています。
体の内外から取り入れることで、肌や髪、爪などの乾燥を防ぎつつ、うるおいを与え、なめらかに保ってくれると分かれば、これらを使わない手はありませんよね。

4.ヘンプはリジェネラティブ・オーガニックに最適!ドクターブロナーがヘンプシードオイルを多用する理由

肌や髪、爪の保湿とケアなど、身体に良いことづくしのヘンプシードオイルですが、ドクターブロナーではかれこれ20年以上、さまざまな製品の主要原材料のひとつとして使ってきたことをご存知でしょうか。そこにはブランドの理念ともリンクする納得の理由がありました。

ドクターブロナーは、企業指針の1つに「Treat the Earth Like Home ―地球を自分の家のように大切にしよう―」を掲げています。これまでも無農薬有機栽培にこだわった原材料を使用しており、近年ではさらに「リジェネラティブ・オーガニック」に注力をしています。
「リジェネラティブ・オーガニック」とは、炭素を土壌に戻すことによって二酸化炭素の吸収を促すことができる究極のオーガニック農法。ドクターブロナーは、気候危機の具体的な解決策として推進しています。

リジェネラティブ・オーガニックについて

そしてヘンプは本来、同じ土地に別の性質を持つ農作物を育てることで、土を健康に保ち、害虫などの被害を抑えるリジェネラティブ・オーガニック農法のひとつ「輪作(りんさく)」に適しています。

「ヘンプそのものが除草剤や殺虫剤をほとんど必要とせず、有機農業に適している上、ヘンプの根は深く伸びることで、圧縮された土壌をほぐし、通気性を高めます。養分を地表に近づけることができるほか、被覆作物としても優れており、農閑期に植えることで化学肥料を使わずに雑草や害虫が増えるのを防ぎます。またヘンプの繊維は、紙やガラス繊維、コットンに取って代わって使うことができます」。
(ブログ[Going Green with Lisa Bronner]より)

「2020年6月には、ドクターブロナーの製品に含まれるUSDA認証を取得したオーガニックヘンプシードオイルの100%(年間30トン)をアメリカの農家から調達していることを発表。環境配慮という視点からより積極的にヘンプシードオイルを取り入れていくと明確に表明、実践しています」。
(ブログ[Going Green with Lisa Bronner]より)

私たちにとってヘンプとは、美容成分を豊富に含む優良かつ、汎用性抜群な作物です。そしてそれは地球にとっても、つくればつくるほど土壌が健康になる、双方にとって良いことづくしの植物資源なのです。これからもヘンプシードオイルを自社製品に積極的に使うことで、人間だけでなく地球にとってもより良い未来を実現していけたらと思います。

5.毎日の生活の先に、地球の未来を考える。人にも環境にもヘンプシードオイルの恩恵を!

人々のライフスタイルが変化し、細分化する中で「セルフケア」や「ウェルビーイング」の必要性が叫ばれる現代。ヘンプシードオイルは私たち人間の身体を乾燥から守り、潤いを与えるだけでなく、生産される過程で“自分たちの家”である地球を健やかにしてくれます。
改めて、人も地球も豊かにしてくれるヘンプシードオイルへの理解を深め、日常的に使うソープや保湿アイテムにもヘンプシードオイルが含まれているものを選んでみませんか? 自分や家族の身体をケアしながら、心も、地球も心地よく、満たされるきっかけになることを願っています。

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